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神宮前2丁目にある隠れ家レストラン「bépocah cocina peruana」。

JR「原宿駅」から徒歩9分、
東京メトロ千代田線「明治神宮前駅」から徒歩8分、竹下口から4分、
東京メトロ銀座線「外苑前駅」から徒歩9分の場所にあります。

低層~中層の比較的古いコンクリートの建物が並ぶ神宮前2丁目の中に、まぶしいくらいのイエロー色の建物、そこがべポカです。

べポカは、ミシュランガイド東京2017にて「ビブ・グルマン」レストランとして掲載された実績を持ちます。

 

代表的なペルー料理

ペルー料理を堪能するために、必ず食べて欲しいものがあります。

それが「セビチェ」と「カウサ」。

ここでペルーの歴史をちょっとだけ。

スペインの統治下にあった時代、ペルーは南米の中心地であり、首都のリマは欧州など様々な国から渡った人々が集まり、文化を伝え、発展させた歴史があります。

食文化もそのひとつで、スペイン系だけでなく、アフリカ系、中国系、日系の人々の食文化もペルーの豊かな食材で変化し、自然な形でフュージョン「融合」することによりペルー料理が完成したのです。

スタッフの方でペルーの日系三世の方がいらっしゃったのですが、
その方のお話によると、「ペルー北部・中央・南部はそれぞれイタリア・スペイン・日本の植民地だったので、それぞれの地域で植民地の料理をペルー風にアレンジされたフュージョンが楽しめる」とのこと。

和食に近いお料理は、セビチェといって、簡単にいうと白身魚のマリネなのですが、
そのお皿には、エビのフリッターやさつまいもの煮付け、ひよこ豆などが並べられ、欧州や東南アジアで食事をした際に感じる異国感とは違い、むしろ親近感が湧きました。

魚介類をライムや香草でマリネしたセビチェは、和食のような余韻の残る旨味ではなく魚の旨味とビネガーがミックスされたさっぱりしたテイストでした。

Cebiche de pescado con chicharrón de mariscos / セビチェ・コン・チチャロン

 

Todays catch ceviche, with snow crab, octopus, calamari and scallops deep fried in beer and Ají pepper batter / 本日の鮮魚のセビチェ ズワイガニ、タコ、イカ、ホタテの「チチャロン」添え

 

 

Causa rellena de pollo / カウサ・レジェーナ

Mashed potato, seasoned with lime and hot peppers, filled with chicken and vegetables (ask for vegetarian option) / ライムととうがらしで風味づけたマッシュポテト、チキンと野菜詰め

繊細で素敵ですよね♪

チキンと野菜がソースで和えられていて、外側の黄色のマッシュポテトで包まれています。お料理に使われるポテトは「インカのめざめ」。

お皿を彩る、紫と黄色のソース。黄色は辛子で、紫はなんと黒オリーブから作られていて少し濃いめでマットな味わいです。

素材の組み合わせや調理法、ディッシュの上の盛り付けは洗練されており、芸術が見たさに次のお料理を待つのが楽しくなります。

 

Parrilla mixta (corazón de res y pollo, carne de res, cerdo y pollo) / グリル料理の盛り合わせ

 

Grilled beef heart beef steak, pork belly, chicken and chicken heart with side of potatoes, corn and fresh cheese / 牛ハツ、牛サーロイン、鶏ハツ、鶏手羽中、豚バラ、じゃがいも、とうもろこしとフレッシュチーズ添え

コリアンダーのようなスパイス香が漂い、食が進みます。

 

ピスコ(PISCO)とは

セビチェのお料理の写真の右側に、バジルが入ったカクテルをご覧いただけましたでしょうか。
これは、ピスコを使ったロングカクテル「バジルのチルカノ」です。
“CHILCANO DE ALBAHACA (lime, fresh basil leaves, bitters, ginger ale)”
スペインのモヒートのフュージョン。

ペルーの伝統的な蒸留酒「ピスコ(原産地呼称)」は、ペルーの土着品種ブドウが育つ地域で造られています。

「ピスコ」と呼ぶには、ピスコ用ブドウのケブランタ、ネグラ・クリオージャ、モジャル、ウビナ、イタリア、モスカテル、アルビジャ、トロンテル8種が使用されていることと、決められた地域(リマ、イカ、アレキバ、モケグア、タクナ5県)で製造されていることが絶対条件であるとペルーの法律で定められています。

最も一般的な飲み方としては、「ピスコサワー」や「チルカノ」などのカクテル、ピスコにフルーツやハーブを漬け込んだ「マセラド」またはストレートなどが挙げられます。

食前や食中酒としては「ピスコサワー」など甘酸っぱいカクテルを。
食後には、ピスコのストレートショットやマセラードがオススメです。

まだまだべポカのご紹介をしたいのですが、
長くなりそうなので、デザートとワインは次回の投稿でご紹介しますね^^

 

bépocah cocina peruanaのHPはこちら。

 

 

 

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