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WSET Level4 Diplomaの説明会資料を入手しましたので、概要とレッスン内容をまとめてみました。

 

WSET Level4 Diplomaとは

WSET Level4 Diploma(ダブリューセット・レベルフォー・ディプロマ)とは、ワイン・スピリッツの最上級資格Master of WineMW:マスター・オブ・ワイン)のへ登竜門であり、世界中のワイン業界から高く評価を受けている認定資格です。

MWを目指す方にとっては、Diplomaの下位であるWSET Level3(またはDiploma Entry)の認定資格所有者であることが必須条件となっています。

Diplomaのテキスト及び受験に際しては、英語のみとなっており、英語を母国語としない日本人にとっては非常に難易度が高い資格となっています。

現在、Diploma holderは、世界で約7,000名。日本で34名。

日本国内で受験できる会場は、南青山にある「WSET ワインアカデミー」のみとなっており、34名のDiploma holderのうち28名は当アカデミーより輩出されています。

WSET過去の投稿はこちら

試験は「Unit 1 Unit 6」の6つの試験から構成されており、各Unitの正答率55%以上で合格となります。

 

Diploma Unit別概要

Unit 1 : The global business of alcoholic beverages
Unit 2 : Wine production
Unit 3 : Light wines of the world
Unit 4 : Spirits of the world
Unit 5 : Sparkling wines of the world
Unit 6 : Fortified wines of the world

 

Unit 1:アルコール飲料に関するビジネス

アルコール飲料に関する世界的な動向、ローカル市場、ワインとスピリッツのマーケティングを学びます。
試験は以下、CSCWAに分かれていて、試験の日程も異なります。

– Case Study Examination (CS) 75分間 エッセイライティング(課題は試験1ヶ月前に発表される)
– Coursework Assignment (CWA):レポート提出 2,500-3,000 words(毎年6月に課題が発表される)

 

Unit 2:ワイン生産

ブドウ栽培、ワイン醸造、熟成・調整・瓶詰めがテーマ。
WSET Level4 Diplomaで一番初めに受験することになるUnitです。
試験は、90分間、100問、4択マークシート形式となっています。

 

Unit 3:世界のライトワイン

世界のライトワイン(=スティルワイン)がテーマ。
WSET Level3で学んだ国のほか、キプロス、スイス、ウルグアイ、ブラジル、東地中海など範囲が広範囲になっています。さすがDiplomaですね。
試験は以下、2term。
– Tasting Examination2時間 12種類のブラインドテイスティング(6種類ワイン×2/1時間)記述試験
– Theory Examination3時間 大問7問(最初の1問は必須回答、残り6問から4問選択)記述試験

 

Unit 4:世界のスピリッツ

スピリッツの生産方法、スピリッツのタイプとスタイルについて学びます。
試験は、65分間、3種類のブラインドテイスティング、商品知識についての記述試験となっています。

 

Unit 5:世界の発泡性ワイン

発泡性ワインの生産方法、発泡性ワインのタイプとスタイルについて学びます。
試験は、65分間、3種類のブラインドテイスティング、商品知識についての記述試験となっています。

 

Unit 6:世界のリキュールワイン

ポート方法によるリキュールワイン、シェリー方法によるリキュールワインについて学びます。
試験は、65分間、3種類のブラインドテイスティング、商品知識についての記述試験となっています。

 

試験スケジュールと費用については、次回の投稿にて。
(なかなかUPできないなかBlog楽しみにしてくださってありがとうございますm(_ _)m)

 

 

 

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