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WSET®(ダブリューセット)は、Wine & Spirit Education Trust の略称で、ロンドンに本部を置く世界最大のワイン教育機関です。

ワイン産業をサポートする英国のワイン商組合『Vintners Company』により1969年に創設され、現在では世界70カ国以上でWSET®の教育組織が運営され、年間約72,000人が認定試験を受験するなど、国際的に認められている認定資格であり、世界標準のワインの知識を学ぶことができます。

WSET®の教育カリキュラム

WSET®の教育カリキュラムは独自に開発されたもので、例えばワインを評価する上で重要なテイスティングを行うための“系統的アプローチ法”を開発し、その手法に添えば誰でも適切なワイン評価をすることができます。
Vintners によって定められた認定資格は以下の4つに分かれ、初心者からワイン業界のプロフェッショナルまで、幅広く対応できるよう設定されています。

 

WSET®Level1

ワインのサービス・販売業に従事する人が扱うワインの主なスタイルについて学ぶ入門編となる資格です。ワインの保管とサービス、料理とワインの組み合わせについて学びます。

  • 受講期間:1日
  • 言語:日本語または英語
  • 問題:4択マークシート式30問/45分

 

WSET®Level2

テイスティング技術の理論とともにアルコール飲料全般を広くカバーしており、アルコール飲料業界で多少の経験がある人に適しています。ワインとスピリッツの基礎知識テイスティングやサービス技術の基礎を認定する資格です。WSET®Level2は日本ソムリエ協会のソムリエ資格と同格と言われています。

  • 受講期間:6ヶ月
  • 言語:日本語または英語
  • 問題:4択マークシート式50問/60分

 

WSET®Level3

ワインとスピリッツの世界をより包括的にカバーするとともに、テイスティング技術もより重点的に学びます。世界のワインとスピリッツの詳細な分析を提供することができ、テイスティング技術を重視した認定資格です。

  • 受講期間:6ヶ月
  • 受講資格:WSET®Level2の資格保有者、もしくは同等知識を有する者
  • 言語:日本語または英語
  • 問題:4択マークシート式50問 + 記述式/120分
       2種類のブラインドテイスティング/30分

 

WSET®Level4 Diploma

ワインとスピリッツに関する深い知識とビジネス的な側面や専門家として確かな評価ができる能力を認定する資格です。Diplomaは、ワインビジネス業界に身を置く多くの人から必要不可欠な資格だと考えられていると同時に、ワインに関するオールラウンドなプレミアム資格として世界に認められています。マスター・オブ・ワイン協会は、メンバーシップを目指す候補者に、Diploma資格の取得を推奨しています。

  • 受講期間:2年間(オンライン)※独学も可能だが一部受講必要なUnit有り
  • 受講資格:WSET®Level3の資格保有者
  • 言語:英語
  • 問題:Unit1からUnit6までの科目合格のクリアが必須

 

WSET®Level4 Diploma取得後は、ワイン界で最高峰資格と言われる“Master of Wine(MW)”を目指すこともできます。

 

 

 

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