Level3コースで学べること
Level3はWSET®︎の中級レベルになります。
世界の主要なワインとスピリッツとその商業的な重要性について深い知識が身につくようなコースとなっています。
ワインとスピリッツの品質・商業的価値に関して専門的な評価を行わなければならない方を対象とし、小売業界や接客業界において製品の選択を行う際のスキルや能力を補強するため、詳細な知識を得ることができるコースです。
Level3の取得者は、世界の主要なワインとスピリッツの特徴を描写し、スタイル、品質、価格に影響を与える要因などの情報を経営陣や顧客へ提供し、様々な質問に応えることができるようになります。
個人的には、Level1とLevel2の差は少ないものの、Level3になると一気に勉強量が増えました。
記憶しなければならない産地の大幅な増加と、それに伴いテイスティングをするワインやスピリッツが増加しました。
またWSETの軸ともいえるワインとスピリッツの総合的な評価、価格帯などを探り、評価していきます。
レッスンスケジュール
通常は6ヶ月かかるレッスンのようですが、私は週末しか通えないため、毎週日曜日午後開催の集中講座を申し込みました。
1回目-7回目:
14:00-18:00 レッスン/1日
8回目:
15:00-15:40 テイスティング試験(2種類のブラインドテイスティング)
16:00-18:00 筆記試験(4択マークシート式:50問、記述式:5問)
全て終了するのに約4ヶ月。
7回目から8回目の間に1ヶ月半の空きがありました。
(スクールによって異なると思います)
プログラム内容
Level3では、毎回各国ごとに特徴を学んでいきました。
1回目
- ワイン概論、ワインテイスティングのテクニック
- ワインメイキング
テイスティング: 白ワイン4本、赤ワイン4本。
2回目
- フランス:ブルゴーニュ、アルザス
- フランス:ボルドー、南西地方
テイスティング: 白ワイン5本、赤ワイン7本。フランス攻め!!!
3回目
- フランス:ロワール、ローヌ、南フランス
- ドイツ、オーストリア、ハンガリー、ギリシャ
テイスティング: 白ワイン8本、赤ワイン4本。フランス、ドイツ中心。
4回目
- イタリア
- スペイン、ポルトガル
テイスティング: 白ワイン2本、赤ワイン8本。
5回目
- アメリカ
- チリ、アルゼンチン、南アフリカ
テイスティング: 白ワイン5本、赤ワイン5本。
6回目
- オーストラリア、ニュージーランド
- スパークリングワイン
テイスティング: 白ワイン3本、赤ワイン4本、シャンパーニュ・スパークリング5本。
7回目
- 酒精強化ワイン
- スピリッツ、リキュール
テイスティング:シェリー3本、ポート2本、リキュール1本、ウォッカ1本、ジン1本、
ラム1本、コニャック(ブランデー)1本、ウィスキー1本。
8回目(試験)
- 4択マークシート式50問 + 記述式/120分
- 2種類のブラインドテイスティング/30分
テイスティング:白ワイン1本、赤ワイン1本。
試験結果・テイスティングデータ
Unit1(筆記):マークシート式正答率55%以上+記述式正答率55%以上
Unit2(テイスティング):ブラインドテイスティングの評価の項目ごとに採点して正答率55%以上
Unit1とUnit2の両方に合格できて、晴れてWSET3合格となり、合格証とバッジが届きます。
Unit1の中でもマークシート式もしくは記述式のどちらかが55%以下ですと不合格になってしまいます。
記述式試験の内容はここではお話できませんが、自身がソムリエだったとして、メニューにある中からどのワインを薦めるか、なぜそれを薦めるかなど実践的な内容になっています。
同じシャルドネでもなぜその国のシャルドネを薦めるか、などなど。
レッスンで学んだ内容はあくまで知識の前提に立つものとして、想像力を介しながら提案していくような試験になっています。
Unit1かUnit2のどちらか一方しか合格できなくても、Unitごとに合格は維持できるため、ぜひ挑戦してみてください^^
ワイン初心者だった私は、ワインの世界にすっかり虜になり、来年は上級のDiplomaに挑戦しようと思っています。
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