nippon wine 東京三社祭では、たくさんのワインを試飲しましたが、その中でも一番好きなワインと私の考えるベストマリアージュをご紹介いたします。
「青森県産雪りんごシードル」@東京ワイナリー
雪の中で熟成させた「雪熟成りんご」を使ったスペシャルな中口にごりシードル。
青森県のりんごを、糖度を高くするため雪の中で熟成させた「雪熟成りんご」を使ったスペシャルなシードル。
ぎゅっと詰まったりんごの甘みを生かすように中口のにごりシードルに仕上がっています。
酒石処理を行わず、無濾過で仕上げているため、濁りや結晶が生じることがありますが、澱由来の旨味と風味を楽しむことができます。
ペアリング:ガレット、さつまいもとシナモンのバター煮
東京ワイナリーさんのワインは、女性好みなテイストのワインが多く、またラベルもとても可愛いです。
オーナーの越後屋さんが女性ということもあって、女性ならではですね。
「長野県塩尻市・松本市 コンコード無濾過スパークリング」@深川ワイナリー
長野県塩尻市・松本市のぶどうを瓶内二次発酵により、華やかに仕上がったスパークリングワイン。酸化防止剤不添加・上澄み無濾過によるブドウ本来が持つ香りと味わいを存分に楽しむことができます。
香りが果実味豊かで飲みやすく、今の時期にぴったりです。
ALC.11%、
ペアリング:ひじき、完熟ベリータルト
「opnner DeLa PridE 2016」@島之内フジマル醸造所
大阪府産デラウェア100%
ALC.12%
大阪府柏原市の自社管理圃場の中でも一番山間の中にある西浦畑のデラウエア100%を使用した「opnner DeLa PridE 2016」。
2016年産はプリプリした果皮の厚みの美味さを引きだす方法として、敢えて果皮醸しを行わず、通常の破砕プレスをしたそうです。
翌日の澱引き(デブルバージュ)をせず、プレスに依って果汁に含まれる果皮繊維から生まれる風合いを発酵過程での付加を狙い、ノンデブルバージュ(澱引き無し)で低温自然発酵(20日間)を行った後、自然清澄させた上澄みを瓶詰め。
瓶詰め時には発酵過程に付加された食物繊維の酸化還元香が強く感じながらも瓶熟10ヶ月を経て、その還元香は消え、日本酒の生酛のようなテリを感じる風合いになったそう。
多少ガスも感じられ妖艶で重厚感を感じられるワイン。ラベルはその大阪デラウエアの妖艶で膨よかな味わいを表現しています。
2016年より島之内フジマル醸造所にて醸造の一員となった岩谷澄人氏のスタートワインの1つです。26年間の醸造歴を持つ岩谷氏ですが、フジマル醸造所にて初めての醸造を開始した「opnner(オプナー)」は「切り拓く人」という意味の造語。大阪にて新しいワインの世界を切り拓くという意味が込められています。
ペアリング:和食全般、たこやき