韮崎市へ移動してランチタイムを満喫
ランチは、台風のため特別にJA梨北さんの選果場をお借りしてBBQ!
深川ワイナリーのワイン、飲み放題!
(あ、肝心のワインの写真を撮るのを忘れてしまいました)
乾杯の音頭は、JA梨北農業協同組合・理事の岩下忠士さん。
上ノ山ぶどう部会の部会長でもあります。
種無しデラウェア、巨峰、シャインマスカットをいただいたのですが、シャインマスカットがとっっても肉厚で甘い!
一粒数百円するのではないでしょうか。
「山梨のワイン用ブドウ産地」というと勝沼をイメージされることが多いですが、
最近は、新興産地として、ここ韮崎市が注目されてるとのこと。
岩下忠士さんのブドウ園 / 山梨県韮崎市
岩下さんはもともとは会社を経営されていて、55歳からブドウ造りを始めて今年で13年目。
圃場は3つあり、ワイン用ブドウ品種は、デラウェア、マスカット・ベーリーA、メルロ、甲州などを栽培しています。
岩下さんの他に、74歳と98歳の男性の3名で栽培から収穫までしているそうです。
98歳の男性は、毎日バイクに乗って登場!元気ですね。
小型無人機「ドローン」を使った上空撮影により生育状況を客観的に分析。
枝の剪定などの作業を効率化して、ベストな収穫時期を判断するシステムやアプリの開発などの最新の研究を駆使することにより、高齢化による人手不足の問題や若手の育成のため、長年の豊富な経験を活かしてブドウ栽培に尽力されています。
岩下さんがドローンを活用するきっかけとなったのは、2年前にブドウ栽培を始めたばかりの安部さんから「剪定のやり方が分からない」と相談を受けたことが始まりでした。
岩下さんは、長年の作業を通じて蓄積がある自分のブドウ棚以外で指導するのは難しいと感じたそうです。
剪定は、12~2月ごろ、ブドウ棚をはうように伸びる枝を切っていく作業。
風や日当たりを考慮しながら、枝に栄養が行きわたるよう計算して切る必要があります。農家さんは身長よりも低い棚の下に潜り込み、狭い範囲を肉眼で剪定すべき枝を選んでいきます。収量や品質を左右する重要な作業ですが、新規就農者の中には難しさから栽培を断念する人も後を絶たないそうです。
そこで、災害現場など広く活用されるドローンに着目し、すぐさま1機を購入。
初めて自分のブドウ棚の全体像を目の当たりにした岩下さんは、想像よりも偏った剪定をしていたことに驚いたといいます。
JA梨北の方々の協力や一般社団法人「農林水産業みらい基金」からも助成を受けて、開発を進めてきました。
ドローンからデジタル撮影した画像を複数枚重ねることで「見える化」が進み、間伐すべき枝が判断しやすくなり、またすべてブドウの位置情報が3Dで掲載することができるこの技術はスイス製のソフトを使ったものだそう。
3Dで撮影するには、ただ単純に写真を撮影するのではなく、オーバーラップして撮影する必要があります。
また、剪定のみならず、ブドウの房をより分ける「摘房(てきぼう)」の作業にも応用しようと開発を進めている途中だそうで、撮影した画像から、ブドウが実る末端の枝を自動で認識し、収量を予測するシステム。
実用化すれば、農家の収入安定化にも繋がると岩下さんは考えています。
「ワインメーカーが自社圃場を造って良いという法律が改正したけれども、自ら投資して栽培者を募集しても予定した通りに作付けができないことが多く、なかなか難しい。」と岩下さん。
特許技術のため、●TTや、ソ●トバ●ク、日●の副総裁までも度々訪れているようです。
「この技術を学びたいと都会から訪れる若い人たちもいるけれども、作業と専門用語が難しいので継承していくことがとても難しく、栽培面積も減ってきている。このままでは農家も出荷量も減り、いずれニーズに応えられなくなるのではないか」「山梨のブドウ作りを残していくためにも、新しいことを始めていく必要がある」と考え、行政の動きを待つのではなく、自ら動かなければと行動している岩下さん。
冬の間にせっせとデータを打ち込み、ディープラーニングについても勉強しているそうで、とても最先端で意欲的な68歳でした!
帰りのバスの中
帰りのバスの中では、深川ワイナリークイズを解いたり、参加者の皆さんがもってきてくださったおやつを頬張りながら、ワイワイ楽しく帰路につきました。
ワイン用のプラカップ可愛いけどどこで買えるのでしょう・・・♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
深川ワイナリーさんのブドウ収穫ツアーは、来月「山形県(日帰り)」と「北海道(一泊二日)」が予定されています。
北海道ツアーは9月29日が申込締切でギリギリまだ間に合いますので、興味のある方はぜひ深川ワイナリーさんのHPをのぞいてみてくださいね^^